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 Bルーム中央にあるのが永森ユニット。みんなで机をくっつけてぐるっと輪になって座っていますね…! これにはどんな意味があるのでしょうか?さて、座り方を含めたこのユニットの秘密を探るべく、 調査・訪問をしてみましょう。
 永森ユニットの一日は、永森ユニット版「計算道場」「日本語道場」での修練から始まります。 ところで、計算・日本語道場って何でしょうか??…「計算道場」は、主に百マス計算を中心とした 正確さと速さが必要な計算を行い、修練を積む時間のようです。ストップウォッチ片手に 小・中・高といるユニット生が一斉に計算をする光景は、今やヨハネの朝の風物にさえなっています。 「日本語道場」では、漢字の読み書きを中心として日本語の鍛錬をしているようです。 また、名文の朗読暗唱をし、カラダ全体で日本語と向き合うことしているようです。 これは、担当の高校2年生の研究員が中心になってかなり細やかに推進してくれているようですね。 勿論、確認や復習は永森主任研究員がしてくれるのですが。つまりこの時間は、基礎・基本のそのまた 基礎体力作りをみんなでしているんですね。
 これまた朝の日課として、「今日の学習」に「計画」を書き、その「計画」と前日の「今日の学習」 「自学の成果」を一人一人永森主任研究員に見せ、プチ面談をしているようです。こうして、 ともすれば停滞しがちな自律学習の振り返りと決意表明を毎日します。研究員にとっては、 「今日の学習」のコメントを2人の先生(当日提出する先生と永森先生)から頂ける、 見守っていただいている安心感があるといった点が好評のようです。
 その他の恒例行事は、毎帰省日直前に「反省会」。ここでは、振り返りと今後の抱負をみんなで共有します。 この際いただく各ご家庭からの差し入れをみんなは楽しみにしているようです。 ユニットメンバーは、なんと小学校1年生から高校2年生まで!!ヨハネで一番年齢層の厚く、 また国籍も様々な多彩な集団。当初は8名でこじんまりとしていたのですが、今では11名+αの 大所帯になりました。また、他ユニットから短期留学生!も来る開放的な集団のようですね。 では、ここでユニットメンバーにここの特徴を聞いてみましょうか。みんなから返ってきた言葉は、 「家族」のようなところ。思いやりがある、お互いを大事にする、共に学びに生かしていくところ、 厳しくもきちんと学べる学び舎など。これは永森主任研究員が、自分の育った温かく安心感のある家庭や 厳しくも居心地の良かった大学院の研究室のイメージを持ってユニットを作っているのが 研究員たちにも伝わっているようですね。また、永森主任研究員と一緒にユニットを見守って下さる 桜井主任研究員は、土曜日と日曜日に研究員のみんなと、算数タイムを過ごしたり、ウェゲナーについての 小さな学習会をしたりしているようです。ジワリジワリと怖くなるお母さん主任研究員。 日々の何ということのない生活を大切にし、そこから生まれる学びこそが本当の学びであることを 少しずつ少しずつ伝えられるよう努力しているとのことでした。
 個性も背景も違う個々人が集まった集団。だからこそ温かく厳しく。今日もみんながみんなの存在を 感じながら、学びの生活に励んでいる。これが永森ユニットなんですね!!



研究室訪問記 3
- ヨハネ研究の森コースだからできる学び
文/ヨハネNEWS編集部