
盤洲干潟クリーン作戦と自然観察会(2/2)
一部のヨハネ生が地元ラジオ局(かずさFM / 83.4)による取材を受け、ヨハネ研究の森コースについて紹介しました。取材後、様子をご覧になっていた先生方によると、インタビュアーの方たちが、ヨハネ生の取材の時の受け答えの様子や、掃除中の姿勢をご覧になって、感激してくださったそうです。「ヨハネ研究の森コースの子たちは、全然違うんだ、知的なのに良い子たちなんだ、素晴らしいんだ。ただ掃除をしているだけじゃないんだよね。こんな子たちがいてくれるから、未来は大丈夫だと確信できるね!」とおっしゃっていました。日々の生活の中で、協力しながら、共に「環境づくり」を実践しているヨハネ生の身体性を見ていただけたことを、誇りに思いました。
以下、ヨハネ生の書いたレポートの一部をご紹介します。
私は今回、初めて干潟に行かせていただきました。一般的に干潟というと、潮干狩りのできるような泥地だけを想像しますが、厳密には、砂浜にたどり着くまでに干潟植物が密生する草原も干潟の中に含まれるそうです。延々と続くような、葦の生い茂る草原のそばを歩いていくと、いきなり視界が開けて、目の前に砂浜が見え、その先に干潟が広がっていました。
砂浜ではかわいらしいハマヒルガオが桃色の花を咲かせていました。ご飯を済ませて、干潟の泥を探検しにいくと、カキやアサリの無数の貝殻が散らばっていると思えば、海苔などの海藻が生えていました。さらによく見ると、生きた巻き貝が何匹か連れ立ってゆっくり歩いていたり、ニョロニョロした不思議な生き物が潮溜まりを泳いでいたりしました。驚いたのはその広さです。歩いても歩いても果てが見えず、どこまでも続いているようでした。
風が非常に強かったため、普段はたくさん見られるカニたちは今日はいないのだと聞いていましたが、泥地から引き返してくると、河口の砂地に、ぽこぽこと小さな穴が無数にあいているのを見つけました。なんと、たくさんのカニたちが穴の中に身を潜めているのです!近づくとびっくりして穴の中に消えてしまいますが、じっと見ていると、徐々に顔やハサミを覗かせます。親子連れや子ガニ、子持ちのお母さんカニや、びっくりするような大きなカニまで、そして泥に紛れるような色のものから、手が赤かったり、青かったりするものまで、様々なカニが生息していました。皆で手に乗せたり、穴の近くで駆け引きを楽しんだりしながら、干潟の豊かさを実感することができました。



