ヨハネ通信

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盤洲干潟クリーン作戦と自然観察会(1/2)

5月18日、ヨハネ生は木更津市内にある干潟に行き、「盤州干潟クリーン作戦」に参加しました。セッションでも言われているように、ヨハネ研究の森では、学びの生活において、対話を通して他者と共通の理解を生み出すことを「干潟」と呼び、干潟をつくることを大切にしています。今回は実際に足を運んで干潟の環境づくりに参加するとともに、「干潟とはなにか」を身体で感じる貴重な機会となりました。

盤州干潟は市内を流れる小櫃川の河口付近に広がる、広大な干潟です。その面積は約1400ha、東京ドーム約300個分にあたり、東京湾に面した干潟の中では最大規模を誇ります。干潟は汽水域であり、潮が引けば陸地にもなるため、陸・川・海の多種多様な生物が集ってくらし、野鳥たちが集い、人間もまた潮干狩りをして命を頂くことのできるような、豊かな生態系が広がっています。現在は海岸の埋め立てが進み、各地の干潟が失われている中、木更津市では毎年この時期になると、干潟の生態系保全のための「干潟クリーン作戦」が開催されており、ヨハネ研究の森は継続的に、「干潟クリーン作戦」に参加してきました。

当日は、飛ばされてしまいそうな強風の中、ヨハネ生だけでなく、地元のご家族や中高生たち、企業の方々など、多くの木更津市民、そして県外から海を超えて集った多くの方々が干潟に集まりました。砂浜にはペットボトルやビニールなどをはじめ、波風の侵食で小さくなったプラスチックのごみが無数に散らばっています。それらを見落とさないよう、丁寧に拾い上げていきました。またその先には、前浜干潟と呼ばれる、所々に潮溜まりのある泥地が、地平線の彼方まで渺渺と広がっています。ここは満潮の時に海になるのです。ここにはガラスの破片などの小さなゴミだけでなく、瓶や缶、さらには漁業網などの比較的大きなゴミも埋まっていました。お昼過ぎまで力を合わせ、干潟はきれいになりました。

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