ヨハネ通信

ヨハネ研究の森の日々をお伝えします。

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2025学園祭(2/4)

【素敵なお客様2:大先輩お帰りなさい!】

卒業生の方々は、私たちのヨハネ研究の森コースが創設されるよりも昔、かつてこの学園が男子校だった時代に、ヨハネ寮で青春時代を過ごされてきた大先輩です。

私たちの両親と同世代の、社会でご活躍されている方々でしたが、皆さんあたたかく愉快なお人柄で、会場では笑いが絶えませんでした。当時のいたずら小僧っぷりが垣間見えるようなエピソードも伺え、また皆さんの今でも一緒に暮らしていらっしゃるかのような気の置けない関係性を感じ、「やっぱりヨハネの寮生活ってこうだよね」と自分たちと重なり、嬉しくなりました。

中でも、中学1年生から、時に理不尽なことも経験しながら、先輩たちや後輩たちにもまれて生活する中で、その後逆境を乗り越えられる忍耐力や精神力が培われたというお話が印象的でした。寮生活で得ているものは一生ものの学びとなるのだと、胸が熱くなりました。

最後にヨハネ生から歌のプレゼントをさせていただきました。誰からともなく、みんなで手をつなぎ合って一つの大きな輪になって歌い、その場いっぱいに、あたたかな思いが広がっていきました。即興でフランス国歌「La Marseillaise」の前奏が流れると、先輩たちの目が輝きます。フランスにルーツを持つ私たちの学園で、式典で「君が代」と共にいつも歌われるこの国歌は、私たちにとってふるさとの象徴となる、魂の歌なのです。先輩がたも、案内役で来てくれた他コースの生徒さんもみな、声を合わせて、一緒に歌いました。

「Merci!」「Au revoir!」

フランス語が飛び交う中、手塚さんたちは笑顔でお帰りになり、ヨハネ生一同感謝を込めてお見送りいたしました。短い時間でしたが、この一期一会の出会いは、忘れられないあたたかな時間となりました。

創立者である田川茂神父さまのもと、神の愛に包まれて学んできた先達のみなさまに続くように、この学びのふるさとで、皆と共にことばの実践に向かいながら、血肉となる学びを続けてまいりたいです。

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