保護者会〜ヨハネ生のことばで紡ぐ研究発表
ごきげんよう。6月20日、学園全体が今年度最初の保護者会の熱気に包まれ、各地からお越しいただいた保護者の方々で賑わいました。
私たちヨハネ生にとっては、日々の研究活動で私たちが何を学び、何を実践しているのかを、保護者の皆様へ「自分のことば」でお伝えする大切な場となりました。研究チームは一丸となってこの日に向けて試行錯誤しながら準備をしました。
フィールドワークから深まる問い
今回の研究は、「木更津・盤洲干潟クリーン作戦」と「田植え」という2つのフィールドワークからスタートしました。五感と心をフルに使って感じた体験を元に、それぞれのチームが独自の視点で掘り下げを行いました。
- 干潟の研究: 干潟とは何かの検証、盤州干潟の持つ価値について。また、地球史を通して海や干潟などがいかに形成され、生き物にとってどのような意義を持つのか。自分たちの捉えたあり方から、どのような仮説を立てられるか。
- 自然観察: 自然観察をする視点の涵養や、その重要性を具体事例を通して伝える。
- 稲作とぞうの研究: 田んぼの堆肥となった「ぞうさんのうんち」の秘密や、ぞうの生態。稲作の文化的影響や、その気候風土的な必然性について。
「干潟」を創るということ
私たちの学びの場では、共通の理解を形成し、互いの見方を深める土台を「干潟」と呼んでいます。今回の研究発表そのものが、私たちにとっての「干潟づくり」の試みでもありました。
緩急をつけながらも議論をリードする先輩研究員たち、初めての挑戦にエネルギッシュに取り組む新入生研究員、そして対話を重ねながら暖かく見守ってくださる主任研究員の先生方。それぞれが協力し合い、時には悩みながら議論を深める中で、今まで見過ごしていた景色が全く違った意味を持って見えてくるような、新たな気づきが数多くありました。
イメージを共有するための「メディア」
聞いてくださる保護者の皆様に私たちの考え方を伝えるため、言葉だけでなく感性を総動員しました。
大きな図面を描いたり、見た目だけでなく「重さ」まで再現したぞうのフンの模型を作ったり。文章をまとめる人、マイクを持つ人、手元で図示する人〜チームの誰ひとりが欠けても成立しない、連携プレーの発表となりました。
これら全てが、その場にいる方々とイメージを共有するための「メディア」です。研究室の仲間と共に創り上げたこの発表を通じて、伝えることの難しさと喜びを改めて実感した一日となりました。(ヨハネ生記)



